栗まぜそば、特盛で。

ー栗まぜそばなんて食べたことないけどー

スパスタ2期6話感想 “夢”

……夢か……。

今回の内容と関係ないので冒頭で伝えますが、私の夢の一つは、新国立競技場を、Liellaちゃんの単独ライブで満員になる光景を見てみたいということです。
でも、それって、自分だけの力じゃ叶えることは絶対にできない。そもそも、いうなれば他力本願。そうとも言えるんですよね。

でも、そうじゃないんですよね。言い換えれば、私の夢は、Liella!の目標(?)を叶えるのを見届ける
そのために、手伝いできることは色々とあるんじゃないかなって。

ブログだけではなく、SNSや、リアルでの布教で、少しでもLiella!に興味を持ってくれる方がいて、それがLiella!にとっての力になるのなら、私の夢も意味を持つのかなって。

Liella!の、“私を叶える物語”の、ほんの一片だとしても、私が力になれたのなら……。





冒頭から怪文書失礼いたしました。栗まぜそばです。8月21日のサマーソニック、本当にすごかったですね……。
ラスナンのDay1。遅すぎるなんてないって、“私を叶える物語”をLiella!と、一緒に今始めようって、Liella!を知らないサマーソニック参加の皆様へのメッセージ。それもありますが、

「みんなー! いっくよー!」

ってさゆりんこと伊達さゆりさんのアオリや、ラスサビ前のDay1でのシャウトのような魂のDay1。
ライブで一番好きな曲は断トツでDay1なんですけど、今までの中で一番火力高くて。……伝説でした。



閑話休題


舞台の多くはラベンダーがきれいな北海道富良野・美瑛地区。聖地巡礼の際は公式からのお願いをよく見たうえでお願いします。

この記事では、8月21日(日)に放映された、ラブライブ! スーパースター!! 2期6話、“DEKKAIDOW!”の感想を書き記します。

あと、結論から申し上げますと前回の記事とは違うルートをたどりました。

kuri-mazesoba.hatenablog.com

前回の記事は棚に上げて書いております。
あと冒頭の文章(話題が1週間前のやつ)をご覧の通り、先週末に書こうとして失敗しております。今回相当に悩みました。

⚠ 以下2期6話のネタバレが多量に含まれます。まだご覧でない方はブラウザバックしYouTube、あるいは各種配信サービスへお願いします。






6話とは

ラブライブ! 2度目の北海道の舞台は美瑛。

この2期6話では、北海道編。そして……、

ついに、スクールアイドルに。

夏美ちゃんの加入回。ついにLiella! 9人集合しました……! この時を待っていました。
9人が揃ってパフォーマンスを魅せたビタミンSUMMER! の光景は、6月の2nd大阪公演でのPV公開以来、待ち望んでいたものでした

9人の星が集う。
今回あまりに難航したため、ここ好きポイントの投稿はお休み。そのためここで、ビタミンSUMMER! のMVで好きな場面を上げておきます。
きな子ファンクラブとしてはウインクきな子ちゃんつよつよで好きでした

そんな6話ですが、その6話通じてのテーマ性の話をしようと思います。
6話を見た方ならおそらくもうわかるとは思いますが、6話のテーマは“夢”。様々な夢が形となって、夏美ちゃんの加入を後押ししたんだと考えております。
当記事では、そんな夢を中心に掘り下げたいと思います。






夢。

あのグラデ髪は地毛でした。

夏美ちゃんにはかつていろいろな夢を見てきました。

オリンピック選手になること。でも、夏美ちゃんには運動神経がありませんでした。

ちなみに内接する三角形の面積は思い出せませんでした。

ノーベル賞を受賞できるような学者になること。でも、勉強もまた振るいませんでした。

モデルさんになって、世界を股にかけること。でも、身長は152cmでした。
と、様々な夢を見てきて、現実的な方向に舵を切りつつも、夢を見ることを決してあきらめなかった夏美ちゃん。
夢追い人だった夏美ちゃんとも言えるのですが……。

夢オチでした。

「嫌な夢」

それもまた今じゃ夢幻のごとく

夏美ちゃんがそんな夢を見たのは、直前のやり取りが影響してるのはもはや明白です。

「夏美ちゃんの夢はなんなんすか? 何を目標にしてるんすか?」
「特にないんですの。強いて言えば、お金をたくさん稼ぐことですの」

今ではあまりに“現実的”。そこに夏美ちゃんが追い求めていた夢なんて、もう、ありませんでした。
さっきの嫌な夢っていうセリフですが、今の夏美ちゃんにとっての悪夢という意味もありますし、かつて抱いていたけど、手が届かなかった、今の自分にとっての“悪い夢”そのものだったという意味も込められていると思います。

閑話休題。運動も勉強も身長も並以下であることを自覚していた夏美ちゃん。

ちなみに生放送見ててなんとなく思った部分です。

おそらく、この時点で、夏美ちゃんは、自分がスクールアイドルになるという可能性を考えもしなかった。あくまで動画のネタとして考えていたぐらいだったんじゃないでしょうか?
だからこそ、自分がスクールアイドルになるのではなく、プロデュースするという道を選んだと。
……しかしプロデュースが功を奏して、収益化に成功。

「ついに私にも回ってきたんですのー!」

そんな夏美ちゃんに、ついに“叶える”時がやってきた。それが前回。
でも、その“叶える”ものは、強いて言うぐらいで、夢というには少しいびつなもので

「本当にこれしかないんですの。マニーを稼ぐことぐらいしか、無いんですの」

もはや、夢を見れなくなった結果、目先の目標、マニーしか見えなくなってしまったのではないのでしょうか?
前回、夏美ちゃんが必要以上にヒールとして描かれていたのも、夢破れた結果だとしたら残酷ですが……。

もちろん鬼塚商店のこともあるかもしれませんが、今回出番がなかったのでそれ以上は深く追求しません。

……と、前回のプロデュース、今回描かれた過去でわかる通り、自分の夢を叶えることができなくなった夏美ちゃんですが、Liella! と出会う前はエルチューバーとしての活動でも頭角をあらわせず。
今回も、Liella! の絡んでないスムージーの動画はわずか50再生。

登録者3657人で50再生って、Liella! 目当ての登録者が多いにしても悲しいほど少ないんですよね

要するに、Liella! に協力しなかったら、その夢も破れていたという未来が待っていたと考えると……。
その先のことは、また考えたくないです。






夢と、夢。

対比するかのように、この2期で、新たに夢と出会ったのは、きな子ちゃんたち1年生でした。

Liella!と出会い、スクールアイドルを知って、Starlight Prologueのステージを見て、Liella!の先輩たちにあこがれを抱いたきな子ちゃん。
自身がスクールアイドルに向いてないかもって思いながら、

夢破れ続けて、向いてないものを追い求めて続けたというのが判明した今、非常に重いセリフ。

「やってもないのに、向いてるかどうかなんてわからないでしょ?」

夏美からの励ましもありスクールアイドルに挑戦。先輩たちとの壁を感じながらも、真っ直ぐな心で挑戦し続けてきました。
その結果、先輩たちに追いつきたいという一つの目標が、新たな夢として昇華されていきます。

今回、きな子と夏美の話題として出てきたのは、Starlight Prologue。

「きな子たち、これを越えるのが夢なんす。きな子たちが入って、1年生が増えたから、このステージを超えることができたって。Liella! がパワーアップしたって!」

夏美の夢とは違い、きな子ちゃんの夢は、目標にも近いもの。
夢という言葉には意味合いが多く含まれており、夏美ちゃんがBパート頭に見ていた意味で、寝ている間に見るものもまた夢なのですが、

  • 将来実現させたいと思っている事柄。
  • 現実からはなれた空想や楽しい考え。

デジタル大辞泉より引用)

という意味合いがあります。
きな子ちゃんも、幼き夏美ちゃんが見ていた夢という意味合いは、将来実現させたいと思っている事柄の方だったと思うんです。
……でも、今の時点で、夏美ちゃんにとっての夢の意味は下の方。現実からはなれた空想だったのではって。
夏美ちゃんにとっての夢と、きな子ちゃんにとっての夢は違ったのかなって。確かに、世間一般で言えば、夢というのは本当に大きい意味を持つ言葉だっていう感じはします。

「それが……夢……?」

でも、夢の形もまた自由。“将来実現させたいと思っている事柄”という意味の夢は、大小関係なく使えるわけで、きな子ちゃんのそれはまさしく夢
そのことは、夏美ちゃんにとっては予想外の話だったと同時に、夏美ちゃんにとって、もう一つの意味合いの夢が頭の中で甦る瞬間でもあったんです。とはいえ、それでも、夢が無いことには変わりはありません。

部長でもあるけど鬼軍曹でもある

きな子ちゃん中心から夏美ちゃん中心に話を移します。
きな子ちゃん・メイちゃん・四季ちゃんの3人は、千砂都部長から同じステップをする提案を受け、ものすごい苦悩します。
それができれば、先輩たちに追いつくことができるチャンスではあるのですが、突然の提案で、非常にプレッシャーな提案。
ハードルが上がった結果、足がすくみ、前に進もうとしても進めない3人。

きな子ちゃんにとっての夢もまた、ハードルは越えられないほど高かったのです。ですが、こういう場面で動いたのは夏美ちゃん。

「超えるのが、夢なんでしょ?」
「練習を見てて思いましたの。皆さんの夢は、決して実現不可能な夢ではない」

……思ったのは別の本編の考察とは関係ないのですが、異なる夢を持つきな子ちゃんと夏美ちゃんが、お互いの夢を叶える一片、ピースになるということで。
きななつを感じましたね……。

閑話休題。この励ましが出てくるのは、きな子ちゃんとの会話で、もう一つの意味合いの夢が甦ったからこそだと。
それに自らの経験、そして、夏美ちゃんの夢に真摯に向き合おうとした姿勢があったからこそ。夏美ちゃんだからこそできる励ましだと思ったんですよ。

思えばすべて……

思えば、幼少期のころの夏美ちゃんは、夢に真摯に向き合おうとしていました。でも、すべて叶わなくて、今の“マニーを稼ぐこと”に対してはなりふり構わずなっていたのは否めなくなっていて、子供のころの純粋さとはかけ離れていました。
……とはいえ、マニーを稼ぐことに対して決して真摯だったとは言えないとはいえ、一直線だったのも間違いなかったと。
夢破れ続けた結果、真摯に向き合えなくなった夏美ちゃん。でも1期生の夢を真摯に追い求める姿勢を見て、その姿を思い出しつつありました。

練習に共に参加。そこにいるのはスクールアイドルの練習を誰よりも楽しんでる、子供のように純粋な、夏美ちゃんの姿でした。
幼いころを少しずつ思い出しつつある夏美ちゃん。そこに。

くまクマ熊ベアー
北海道という熊出没注意地域で熊のフードを被るお茶目なかのんちゃん。

かのんちゃんがやってきました。
ちなみに私は熊のフードというかパーカーを着るかのんちゃんを見て、

kumakumakumabear.com

頭によぎりました。ちなみにアニガサキと同じシーズンのやつで、2期が決まってるはずですが音沙汰が全くありません。






はじまれ! 新しい「私たち」――。

かのんちゃんには、結ヶ丘の音楽科に入るという夢がありました。

物語の始まりがそうであった通り、夢破れたかのんちゃん。人前で歌えなかったという最大のウィークポイントを抱えてしまい、気づけば、子供のころの無邪気さ、前向きな姿が消えてなくなってしまい、ふさぎ込んでしまったのです。
しかし、可可ちゃんと出会い、スクールアイドルと出会い、新しい私が始まった。

その状況は、夏美ちゃんの今の状況に合致するわけで
夢破れ、夢を思い浮かべることができなくなった中、スクールアイドルと出会う。でも、自身がなるということは考えてなかった。それはかのんちゃんも、そして夏美ちゃんもそうでした。

「同じぐらい、夏美ちゃんのことも」

きな子ちゃんとの会話を聞いていたかのんちゃんは、夏美ちゃんに夢が無いことが、昔の自分に重なって見えたんじゃないんでしょうか

9人目のために動いたのも、やっぱりかのんちゃん

「夢がないならみんなと一緒に、同じ夢、追いかけてみない?」

かのんちゃんは、歌が好きだったという気持ちに気づいて、スクールアイドルを始めた。
そして、可可ちゃんの夢を手伝い、夢を一緒に追いかけて、自分の今の夢を見つけたのです。
かのんちゃん、いや、2年生5人の夢は、

「ステージのみんなが一つになる。それが最高の瞬間」

何よりもとびっきりの楽しさ。最高の瞬間。ラブライブ! 優勝にこだわりつつも、スクールアイドルとしてこれ以上ないステージを作る。それがかのんちゃんたちの夢。

9色の道は、まるでStarlight Prologue。

かのんちゃんが夏美ちゃんに見せたかったのは、自分たちが叶えたい夢そのもの
夢を持てなかったかのんちゃんが持った、新しい夢。

「そんなライブをすることが、私たちの夢」

その手を掴んだ時から、夏美ちゃんの新しい夢は始まったのです。

夢を持てなかった夏美ちゃんが、夢に真摯に向き合える夏美ちゃんへと、生まれ変わった。
言い換えれば、子どもの時の夏美ちゃんの心が、今の夏美ちゃんに戻ってきて、
新しい夏美ちゃんが、始まった。

「見つけたかも」

改めて、夏美ちゃん、ようこそ! Liella! へ!

と、ここまでの流れを見てきて、一つ気づいたことがあるとすれば、2期生の4人。

きな子ちゃんは、Starlight Prologueのステージにあこがれて、前向きに、ひたむきに、夢に向かって追いかける少女になった。

メイちゃんは、スクールアイドル好きでも、自分に向いてないって思ったけど、四季ちゃんの真意を知って、周りの声を気にせず、スクールアイドルになることができた。

四季ちゃんは、同じ中学だったメイちゃんとの出会い、そしてメイちゃんと似たもの同士って気づいた結果、自分に正直になれた。

そして夏美ちゃん。

ここまでの2期、計6話を端的に現わすなら、1年生の4人にとっての、はじまれ! 新しい「私たち」――。だったのかもしれません。
そして、9人が揃い、Liella!にとっても、はじまれ! 新しい「私たち」――。へと。

きな子の夢、かのんの夢、そして、夏美の夢。様々な夢を乗せて、結ヶ丘の光星 (スーパースター) 達は、次の夢へと突き進む。それがここからの、私を叶える物語。

今だから、改めてこう言えるかもしれません。

はじまれ! 新しい「私たち」――。






あとがき

本当、いろいろと考えた6話でした。でもそれ以上に、9人そろって、一番見たかった景色になったというのが一番大きいです。……本当にありがとうございました。

感じるものがドデカくてヤバかったというのもあるんですけど、夏美ちゃんの姿が今の自分に重なって見えたんですよ。
冒頭の怪文書の通り、夢がほぼ他力本願なので、自発的に叶える夢が47都道府県制覇ぐらいしかなくて。でもそれも予算不足でやる気を失っている以上、無いも等しいんです。
そういうところで刺さったのもあって、非常に印象深い回となりました。ここまでの偶数回、毎話とんでもなくヤバいです。

さて、物語も折り返し後半戦。ようやくブログも掴めてきて慣れてきたころ。でも、いつも通り、まだ半分あるではなく、もう半分しかない。
一生に一度のその瞬間を、心に刻もうと思います

長くなりましたが、ご覧いただきありがとうございました

おまけ話~富良野にはまだ思い出が無い話~

今回は北海道美瑛・富良野地区が新たに舞台に加わりました。

www.lovelive-anime.jp

改めてになりますが、きな子ちゃんの家はノーザンスターロッジではありません(モデルになっているのはおそらく事実ですが)。
聖地巡礼の際は気を付けてください。私も気を付けます。

さて、富良野といえば、ラベンダーが名物……。なのですが、私はラベンダー畑を見たことがありません

こんな駅もあるのに、当時……。

というのも、富良野を通ったのは、去年9月下旬、および今年5月上旬。ラベンダーのオフシーズンでした。悲しい話です。
今年5月に至っては夜中だった(さらにラブライブ! 三昧3を聴いていた)のでほぼほぼ何もできず。
閑話休題。去年行った時の経験をここで。

前日、根室から知床方面に向かおうとしたときにこれでした。運休です。

この富良野に向かう日は、釧路……の少し先の知床から旭川へ向かう予定。しかし前の日、台風並みの低気圧が接近し、釧路で15時頃に足止めを食らいました知床斜里に向かえず、大人しく釧路に宿泊し、アニガサキ13話を見ていました。
(余談ですが、7月にハマって以来、週1のペースで3回目視聴を勝手に行い、その結果次第で推しを決めるということにしていたので、このタイミングで彼方ちゃん・かすみん推しになりました。かすみんは予定調和でした)
翌日も始発が動かないという話となり、釧路から網走経由で向かうルートが立ち消え、富良野経由で向かうことになったのです。というわけで富良野を通ることになったのですが……、


この時期もうすでにラベンダーはほぼ散っていたので、観光を捨てて通るだけになってしまったのです。


その際に乗ったのはこの地域の顔ともいえる観光列車のノロッコ号です。

www.jrhokkaido.co.jp

夏の期間内に富良野や美瑛で走っているので、聖地巡礼の方はぜひ。……と言いたかったのですが、今年の運転日は今日までなのでまた来年です


ノロッコ号ですが、シーズンオフ故に、指定席故に車内ガラ空きで快適でした。オンシーズンは混みます


余談ですが、ノロッコ号旭川に到着後、ラブライブ! スーパースター!! 8話の放映でボロ泣きしました

結局、この日の思い出は釧路脱出、そしてラブライブ! スーパースター!! 8話でしたね。富良野の思い出はまた今度作りたいなと思います。
ちなみに翌年、ラブライブ! 三昧で、Wish Song(8話挿入歌)が流れた際、富良野付近にいたのですが……、まさか美瑛・富良野が舞台になるとは。
正しく繋がりを感じられる展開を感じられて、人生が楽しいです