栗まぜそば、特盛で。

ー栗まぜそばなんて食べたことないけどー

スパスタ2期11話感想 “かのちぃは深かった”

※今回出せないかもしれませんのでここでウィーンちゃんをお楽しみください

ついに……、次回最終回ですね……。



まぜそばです。気づけば今週でラブライブ! スーパースター!! 完結ということでかなりつらいですね。
来週、12話、本当にどうなるんでしょうか……?

雰囲気はクリスマスっぽいけど実際は年越し直前のパーティ。今更だけど東京大会って大晦日だったんすかね。

さて、今回はラブライブ! スーパースター!! 2期11話、“夢”の感想……
と行きたかったですが、今週は11話全体の感想は行いません。ちょっと次回見たうえで判断したいので……。

その代わりに、ちょっとしたかのちぃの話をしてみようと思います。



さて、私、過去の記事でこういうことを書きました。

ちぃちゃんこと、千砂都ちゃんはお姫様だと。

それ書いた当時は初心者で、ブログ書いてすらなかったためそこまで掘り下げてなかった時期なんですよね。
でも、だとしても、2期11話見て、千砂都ちゃんはかのんちゃんのために動くことができるお姫様っていう認識は私の中では強固になっちゃったよ……。

「私、かのんちゃんに、留学してほしい」

だって、かのんちゃんの“私を叶える物語”のために(ウィーンちゃんの絡みもあったんだろうけど……)、他のみんなは選ばない選択肢を選ぶってことですよ。

<閑話>

かのんちゃんの最初の夢は、(音楽科に入って、)歌で周りを笑顔にするということ。

ラブライブ! 優勝ももちろん夢だと思ってますよ。でも、単純に優勝を目指すのではなく、その先を見据えていたのかなって。
というよりかは、かのんちゃんの大本にあるのが、歌うことが大好きという気持ちだったんですよね。

本当はその後、かのんちゃんの中で本当の夢ってという感じで考えたかったのですが、私自身、人の夢を予想、考察することは簡単でも、決めつけるのはよくないと思うので……。冒頭で説明した通り次回見ての判断ですので、

閑話休題

でも、かのんちゃんに留学してほしいって、みんな選ばなかった選択肢をえらんだ千砂都ちゃん。
千砂都ちゃんの行動は、最初から一貫してるんですよね。

全て、かのんちゃんのため。なんだろうなって。

かのんちゃんの力になりたいと、1人でダンスの練習を行っていた。その時から、千砂都ちゃんの行動は変わらない。
今回だって、かのんちゃんのずっと掲げていた夢を叶えるために、言い換えれば、かのんちゃんの“私を叶える物語”のために、他のみんなに反対されるかもしれないと考えながらも突き通すんですよね。

改めて、千砂都ちゃんは芯がとても強いし、それにかのんちゃんへの感情があまりに大きいということも。ずっとそうだったし、物語を通じてずっとそうなんだって。

やはりその姿は、かのんちゃんの傍らにいるお姫様みたいに。

私はカップリングが、人間関係を見るのが大好きです。
四季メイ、クゥすみ、2期で描かれた人間関係は数多けれど……。でも、やっぱりかのちぃも好きで。
なんというか、幼馴染だからこその信頼感……ってより、四季メイ、クゥすみとはまた違った、本当に大きな感情が好きなんですよ
黙っててもわかる信頼感、そして、千砂都ちゃんの想い。

本当に……。ええわぁ……。って。



ここで話したいのはリエラのうたのこと。

ここまで当ブログではめったなことがない限り触れてきませんでしたが、ちょっと内容がドンピシャだったので触れます。
“駆けるメリーゴーランド”は、10話版が千砂都ちゃん、11話はかのんちゃんのでした。

10話 千砂都Side

巡る朝があの空
淡く染めあげてく
昼のざわめきがほら
雲を蹴散らすの
いつでも並んで見あげてたね
夕闇にやがて灯がともる
僕らは回転木馬さ そう君と
同じ距離 同じスピードで
ぬくもり分けあい 回るのさ

11話 かのんSide

朝がまたやってくる
空を熱く燃やし
昼の静けさが撒く
青が滲んでく
ひそかに景色は変わってくね
夕闇を照らす流れ星
僕らは回転木馬さ 見つめあい
同じようで 同じじゃない日々
心にきざんで 回るのさ

個人的には、けっこう対比できるような歌詞が多くて、面白いなって思いましてね。

まず、千砂都ちゃんの方。
巡る朝があの空 淡く染めあげてく 昼のざわめきがほら 雲を蹴散らすの
リエラのうたの絵柄も相まって、幼いころのかのんちゃんとの出会いで、心の中の雲が晴れるようなイメージで、描いてるのはかのんちゃんとの出会いとその先だと思うんです。

逆に、かのんちゃんの方は、
朝がまたやってくる 空を熱く燃やし 昼の静けさが撒く 青が滲んでく
そこに込められているのは出会いによって、かのんちゃんの心が変わってゆく様子。空を熱く燃やしと、熱い心を持ってる今の千砂都ちゃんを朝と表現してるようにも思えます。

それに、ちょっとした歌詞の違いも気になりましたね。

かのんちゃんの方は、朝がまたやってくるや、同じようで同じじゃない日々という歌詞など、繰り返される日々の様子を描いている感じがしましてね。
一方、千砂都ちゃんの方も、巡る朝という表現自体はあれど、どちらかというと変わらない様子が描かれるんですよね。
それって、千砂都ちゃんの心そのものなんじゃないかって。

上でも書きましたが、千砂都ちゃんの目指すものは幼いころから変わらなくて、
「かのんちゃんの横に立てるような人になりたくて」

最初の千砂都ちゃんの夢はそれで、6話の常夏☆サンシャインで叶えたんですよね。

夕闇にやがて灯がともる
それは、幼いころの千砂都ちゃんの灯。それをきっかけに、歌詞は幼いころの千砂都ちゃんとの出会いで変わった自分の歌詞になる

いつでも並んで見あげてたね

そう君と 同じ距離 同じスピードで ぬくもり分けあい 回るのさ

今の千砂都ちゃんは、かのんちゃんと同じ距離、同じスピードで歩む日々。
かのんちゃんとの日々を描いた歌詞で、ここでも千砂都ちゃんの愛の深さがわかるんですよね。

ひそかに景色は変わってくね

同じようで 同じじゃない日々 心にきざんで 回るのさ

一方のかのんちゃんの表現は、同じようで同じじゃない日々。それって、今の千砂都ちゃんもそうだけど、それだけだと同じような日々。
でも、同じじゃない日々って意味は何なのか。千砂都ちゃんとの出会いだけじゃない。それってLiella!との出会いなのかなって。それを象徴する歌詞は、

夕闇を照らす流れ星
……それは千砂都ちゃんじゃない。……かつて千砂都ちゃんとともにいたかのんちゃん。彼女を変えたのは可可ちゃんでもあって。そして、Liella!という一つの星の存在でもあって。
かのんちゃんのバージョンは、Liella! との出会いで変わる自分を描いてたんじゃないかなって

そして、何よりも、かのんちゃんの夢は、まだ叶っていない。
流れ星は、3回同じことを祈ると、願い事が叶う。そういう意味もあって、流れ星というチョイスが選ばれたんじゃないかなって(さすがに深読みしすぎだと思います。)

と、歌詞は同じように見えて、込められてるものは違うんじゃないかって。そう思った次第です。

そして、最後に、映像についてきになったところが。


最後、2人乗りか、1人乗りかの違いがあったんですよね。
横に並んで進む2人。それって、それぞれの夢。10話では並んでいた2人が、11話では離れていく。
でも、それは千砂都ちゃんが望んでること。かのんちゃんの夢を叶えるために、かのんちゃんに海外留学してほしいと……。それを経て、2人とも笑顔。

……それって、それぞれの、“私を叶える物語”の終着点なんじゃないかって。

千砂都ちゃんはかのんちゃんの横に立てる人になるということ。それは、横に並ぶということ。
かのんちゃんは歌で周りを笑顔にすること。それは、横に並ぶことではなかった。

つまり、“駆けるメリーゴーランド”は、それぞれの物語を描いていたのでは……とは、私の考えです。

それを含めて、かのちぃの物語は深いんですよね。


あとがき

今回は気持ちの整理ができないまま。ぐちゃぐちゃでした。そこまでなるの初めてでしたね……。
ちょっと読みづらいとは思ったかもしれませんしなんならかなり短いですが(私基準)、これが限界でした。絶対次回反動で長引くやつ。

いよいよ、次回で最終回、“私を叶える物語”。
ラブライブ! スーパースター!! のテーマをここで持ってくか……! と、無茶苦茶驚いたと同時に、3期を希望している私は一気に谷底に突き落とされた感覚も……。
もはや、ラブライブ! 優勝より、テーマはかのんちゃんの、“私を叶える物語”の行く末。

私の叶える物語。物語なんですよ。

私が想うのは、物語というものは、人生そのものであるということ。
μ'sの物語も、μ'sの人生の一部分だった。

他人の人生を、夢を、物語を、身勝手な理由でゆがめてはいけない。
それに、私自身、かのんちゃんの選択、“私を叶える物語”の行く末がとても気になるわけで……。

かのんちゃんの選択を、見守ろうと思います。そして、どんな選択をしたとしても、私はとやかく言うことは決してないでしょう。
それが、かのんちゃんの“私を叶える物語”だから。

でも、できれば来ないでほしかった。
そして、できれば、このままLiella!の物語が続いてほしいと願う。

でも、泣いても笑っても、次回で2期は完走。その先に待つものはわからないけど、とにかくこの3か月、走り抜けました……。

次回、2期感想は最後となります。

きな子ちゃんとスクールアイドルの出会い、なにより2期生参戦が嬉しかった2期1話
なによりも、私が一番好きなスクールアイドルがきな子ちゃんだと気づけた、思い出の2期2話
ウィーンちゃん参戦で急展開を予感した2期3話
なにより四季メイ、そして千砂都部長。2期4話
謎につつまれたオニナッツがついに本格参戦した、2期5話
北海道、そして、夏美ちゃん加入し9人のLiella!となった2期6話。
ネタが多すぎてシーンの厳選に困った2期7話
道の大切さ、そして、原宿という街から生まれたCDCWが素晴らしかった2期8話
クゥすみ……、本当好き……! な2期9話
東京大会。北海道合宿。そしてLiella! が見せた本当の歌が素晴らしかった2期10話
そして、2期11話

1期も終えて、2期の物語も、最後、12話を残すのみ。

19:00。覚悟を決めて、最後まで見届けます。