スパスタ2期4話感想 “四季メイはユニバース”+α
本日、甲子園のため遅れながらも、20時10分、ラブライブ! スーパースター!! 2期4話、“科学室のふたり”が放映されました。
四季メイというユニバースを全面に感じ、あふれんばかりの衝動に駆られた私は、気づいたらブログを書いているのです。
というわけで、当記事では、、ラブライブ! スーパースター!! 2期4話、“科学室のふたり”の、初めて見たときの感想を少し語ります。
ちなみに存在自体がネタバレです。火曜日7時より各話YouTubeにてプレミア公開されますので、良ければぜひ。
*
閑話“向いてない”
本題に入る前に、まずはこちらから。
今回、ワードとして出てきたのが、“向いてない”。
メイちゃんも、四季ちゃんも、自分がスクールアイドルに向いてないと思って、二の足を踏んでいたんですよね。
でも、今回それに真っ向から立ち向かったのは、ちぃちゃん。
部長会が開催されるので、部長を決めようって話になって、まぁ、当然のごとくかのんちゃんが推されるのですが……。
それはさておき、かのんちゃんは、新しくなろうとしてるLiella! のリーダーは違う人の方がいいって理由で、ちぃちゃんを推すのですが、
「私は無理だよ! だって、そういうの向いてないし」
って、一度は断ったんですよ。
幼少時代から、ちぃちゃんは自分に対して、自信がなかったのです。
でも、物語の節々を見ていけば、ちぃちゃんはまとめ役の素質があって……。
1期8話で、ちぃちゃんが、普通科と音楽科で一丸となった学校を取りまとめて、学園祭の準備へ一気に舵をとった。そんな場面がありました。
……それに限らず、練習メニューの作成に、グループが最善の方向に進むように常に考え、真っ先に答えを出す姿勢。
ちぃちゃんは、今回以前の場面でも、部長の資質を発揮していたのですが、自己評価が低めだったり、そもそも幼なじみのために行動していたこともあり、気づけていなかったのかな……って。
だけど、
「やってもないのに、向いてるかどうかなんて、わからないでしょ?」
なんですよ。
「最初からできないなんて、そんなことあるはずないよ」
なんですよ……!
メイちゃんと四季ちゃんのこのやり取りを見てて、ちぃちゃんはあることを思いだしました。
「ちぃちゃんは、自分ができないって思いこんでるだけ。だから大丈夫!」
かのんちゃんとの幼い時のやり取り。できないっていう思い込みこそ
「できるって思えば、できるかもしれないのに」
ちぃちゃんは、部長に立つことを決めたんです。
結局のところ、自分にとって向いてるか向いてないかなんて、自分ではわからない。
……だからこそ、やってみることっていうのは本当に大事で。
いまでしょ La・La・La! 限界こえようよ
できないことはないさ
心のリミッターを外せば無限の可能性
Flyer's Highの歌詞。その部分が、いまのちぃちゃんにとっての答えなんじゃないかって。
そういう意味でも、この4話の2年生側の主役はちぃちゃんだったんですね……。
後輩の背を見て、さらにやってみようって思うその姿。
なにがなんでも 立ち止まらない 誓うよ
なんですよ。
*
四季メイはユニバース
お待たせいたしました。本題です。真面目な解説ってよりは叫ぶ方向で。叫ばざるを得ないんですよ。
いままで、3話まで見て、勝手に、メイちゃんと四季ちゃんの関係性についてこう定義していたんですよ。
からかい好きでおせっかいな四季ちゃんと、それに振り回されるメイちゃん。
でも、その実、本質は二人とも変わらなくて。前に出るのが恥ずかしくて、照れ屋で、内向的で、素直じゃなくて、自分の事がスクールアイドルに向いていないと思っている、不器用な二人。
いままでのやり取りも、今見れば違って見える。
四季ちゃんもまた、不器用で、メイちゃんとの付き合い方がわからなかったのかな。
でも、メイちゃんと離れたくないからこそ、ずっと同じ空間を共有したかったからこそ、おせっかいを焼いちゃったのかなって。
ぞう。二人は、素直になれない、似た者同士。
メイちゃんは視力が悪いせいで目つきが悪く、スクールアイドルなんて柄じゃないって思いこんでいた。
四季ちゃんも、笑顔一つ上手に作れないから、スクールアイドルになれないなんて思っていた。
お互いに抱えてるものは違くても、自分にコンプレックスを抱いていたからこそ、スクールアイドルが向いてないって思っていたんですよね。
でも、なりたいって気持ちは、きっとともに同じだった。
中学から、なんとなく、自分と似たところがあるって思って、一緒にいるようになった二人。
「恥ずかしがり屋で、寂しがり屋で、そんな自分が嫌だから、ついついこれでいいんだって。私はこうしていたいって。自分に言い聞かせて」
これまでの2人。
そんな一面を見せたくなかったから、四季ちゃんはちょっかいをかけて、メイちゃんは強く当たってしまって。
似たもの同士、不器用なもの同士、今まで自分なりに接してきていた。でも、それは本当はそっくりな二人が、内面を隠して、照れてるからこそのやりとり……。
「メイちゃんも一緒で、四季ちゃんも、メイちゃんが好き」
忘れないで 大好きは消えないよ
隠れていたってさ 胸には刻まれてるよ
(※本来夢とか歌とか、そういう意味での歌詞なのですが、直球だったので採用しています)。
そして、二人とも、メイちゃんも、四季ちゃんも、おたがいを大切に思っていて、大好き。
……。そうか。それが、四季メイ……!
それに気づいたらもうダメでした。
この瞬間、私にとっての四季メイが、まるでユニバース、宇宙のように広がっていったんです。
そして、様々な可能性を受信したのです。
例えば、FMT名古屋公演で決まった、メイちゃんのキャッチコピー。“照れたら負け”
……それもまた、二人の共通点。
メイちゃんも四季ちゃんも、照れ顔が最高にかわいい。
そして、お互いに、自分が照れてるのも見せたくなくて、
そういう意味でも、照れたら負けなんだなって……。お互いに。
それに、ピアスという点。
中学、それこそ、四季ちゃんとメイちゃんが出会って間もないころ、四季ちゃんはピアスを開けていなかったのですが……。
人付き合いが苦手だった四季ちゃんに生まれた、大切な存在、メイちゃんという存在を体に刻みたいからこそ、ルージュに近い色のピアスを付けた。
……そうにしか考えられなくなったのです。
そして、かわいいっていうワード。
可愛いというワードに呼ばれ慣れてないのは、メイちゃんもだけど、四季ちゃんもまたそうだった。
「言わないで……///」
お互いがお互いにかわいいって褒めあって、赤面してるだけのやり取りを永遠に見ていたい……!
そして、極めつけに、
恋人繋ぎ。
もう、二人が結ばれるっていうルートしか見えなくて……。
まるで、恋人のように仲良い二人、いや、相思相愛な二人……。
ああ、もう結ばれてほしい……!
と、この1話だけで、四季メイの可能性を次々に味わっていったのです。
今まで通り、つかず離れずのやり取りも、
攻守交代して、メイちゃんが四季ちゃんを照れさせるのも、
様々な薬やメカをつかって強引に結ばれようとする四季ちゃんも、
中学のふたりのやり取りからの妄想も、
そして、将来2人が結ばれるのも。
多くの可能性を感じることができる、宇宙。
正しく、そう言えます。
四季メイはユニバースって。
*
あとがき
というわけで、四季メイについてと、それにつながるちぃちゃんについてのことを語りました。
本当、四季メイは、ものすごい、“感じる”から……!
ぜひとも、もう一度本編を見て、四季メイの可能性を感じてほしいなと、そう思います。
大体金曜ごろ(土日用事あるゆえに執筆できない)に、恒例の9人の好きなシーンを投稿しますので、そちらもお楽しみに。
ご覧いただきありがとうございました。